先に結論
- ファスティングの資格は、それだけで仕事になるというより、今の仕事に「足す」と活かしやすい資格です。エステ・整体・ヨガ・ジムなど、すでにお客さんがいる人に向いています。
- どの資格を取っても、診断・治療のような医療行為はできません。「管理栄養士」「栄養士」のような名前を名乗ることもできません。
- 費用は数万円〜数十万円と幅があります。「何人に案内すれば元が取れるか」を先に計算してから選ぶのがおすすめです。
資格の活かし方と費用のめやす
費用は2026年9月26日に公式サイトで確認したもの(税込)です。
| 活かし方 | 例 | 合いそうな資格のレベル | 費用のめやす |
|---|---|---|---|
| 自分と家族の健康づくり | 家での食事の見直し | 入門〜初級 | 約4万〜6万円(例:初級ファスティングマイスター59,400円) |
| サロン・整体の追加メニュー | 施術と合わせたファスティングの案内 | 人への指導を学ぶ級 | 例:二級ファスティングマイスター132,000円 |
| ジム・ヨガ教室での補足 | ボディメイク中の食事の相談 | 人への指導を学ぶ級 | 同上 |
| 講座・セミナーを開く | 地域の教室、オンライン講座 | 講師向けの上位資格 | 例:一級ファスティングマイスター297,000円 |
| 副業・情報発信 | SNSやブログでの発信 | 入門〜初級でも可 | 約4万〜6万円 |
ファスティングマイスター学院の公式サイトでは、資格を活かして相談・講座・サロン運営などを行えると案内されています。WAYK’S株式会社の「ファスティングスクール」でも、美容の仕事やボディメイク、副業、今の事業への付加価値として活かす例が紹介されています(ViterraFCアンバサダー講座の受講料は33,000円・税込。通常55,000円からの期間価格です)。
法律上できないこと・気をつけること
ここはとても大切です。資格は民間のものなので、次のことはできません。
- 診断や治療をしない:「あなたは○○病だから断食しましょう」と判断したり、治療として食事を止めさせたりするのは医療行為にあたるおそれがあります(医師法)。持病のある人、薬を飲んでいる人、妊娠中・授乳中の人には、まず医師に相談してもらいましょう。
- 「管理栄養士」「栄養士」を名乗らない:これらは国家資格で、資格のない人が名乗ることは栄養士法で禁じられています。「ファスティング○○」という資格名を正しく使いましょう。
- 「病気が治る」「必ずやせる」と言わない:商品をすすめるときに、確かな根拠のない健康効果を大げさに書くと、健康増進法や景品表示法の問題になることがあります。酵素ドリンクなどを売る場合は、医薬品のような効き目をうたうと薬機法にもふれるおそれがあります。
- お客さんの体調を最優先にする:気分が悪くなったら中止する、無理な日数を組まない、といったルールを事前に説明しておくと安心です。
費用対効果の考え方
例として、二級ファスティングマイスター(132,000円)を取り、サロンで1回あたりの利益が5,000円のサポートメニューを作ったとします。この場合、約27人に利用してもらえば受講料の分を取り戻せる計算です(年会費や商品の仕入れは別)。
逆に、まだお客さんがいない状態で上位の資格を取っても、すぐに仕事にはなりにくいです。まずは初級や入門講座で学び、自分で試し、今のお客さんの反応を見てから上の級へ進むほうが、ムダが少なくなります。
よくある質問
Q. 資格がないとファスティングの指導はできませんか?
法律で「この資格がないと指導できない」と決まっているわけではありません。ただ、お客さんから見ると「きちんと学んだ人か」の目安になるので、仕事にするなら学んでおくと説明しやすくなります。
Q. 食事のアドバイスは、どこまでしてよいですか?
健康な人への一般的な食生活の提案は多くの場で行われていますが、病気の人の食事療法を決めるのは医師や管理栄養士の役割です。迷うときは「医師に相談してください」と伝えるのが安全です。
Q. 副業として収入になりますか?
なるかどうかは、集客や今の仕事とのつながり次第です。資格を取るだけで収入が保証されるわけではありません。講座の案内にある収入例は、あくまで一例として受け止めましょう。
※この記事は資格の活かし方の情報です。ファスティングの健康への効果を保証するものではありません。
